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橋下徹・大阪府知事選立候補予定者の発言に関して(本会声明)

 2007年12月28日、民放テレビによる大阪府知事選立候補予定者公開討論において、予定者の一人である橋下徹氏が、「文化財保護を行政が行う必要があるのか」と発言した。前後の文脈から、多額の負債に苦しむ府の財政事情を憂慮したものと思量されるが、それを差し引いても、決して容認しうるものとはいいがたい。
 そもそも文化財とは、府民のみならず国民、ひいては人類共有の財産であり、過去から未来へと、現代に生きる我々が託された有形無形の遺産である。その継承は義務であり責任である。現代社会において、その任務の過半は政治・行政が負っていることはいうまでもない。そこには営利や利潤などの市場経済価値が持ち込まれることがあってはならない。
 ところがここ数年特に強まった新自由主義的政策の推進によって、「民にできることは民」はおろか、「官にしかできないことも民」へと転換される情勢となり、国立大学・国立博物館・国立文化財研究所の法人化、公立博物館の指定管理者制度の導入、文化財行政への予算削減などは目に余るものがある。かつて京都府立総合資料館では、同館建設をおこなった府知事引退による政権交代によって文教施策が大幅に後退し、規模縮小・降格人事などの報復が横行する中、職員らは耐え抜いたと聞いている。
 文化財行政のありようを無視した橋下徹氏による発言は、法曹家にして、全国第二位の都市の首長を目指す人間によるものとしてはとうてい理解しがたい。またこのような人物への推薦を内定した政府与党・府議会第一党自由民主党の見識を疑うものである。
 我々は心ある歴史学者、民俗学者、考古学者あるいは博物館学芸員、教育委員会職員、郷土史家、一般市民とともに、橋下徹氏に発言の撤回を要求する。また仮に府知事に当選した際には、決して文化政策が後退しないよう、強く要望するものである。
 2007年12月28日
                                    民衆宗教史研究会常任委員会
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近畿支部例会のお知らせ(本会)

この度も、随分とご無沙汰になってしまいましたが、来る12月13日に近畿支部例会と恒例の年末忘年会を開催いたします。皆さまふるってご参加下さい。初参加の方も大歓迎です! 当日、会場に直接お越し下さい。また会場で本会の機関誌『寺社と民衆』1〜3号も販売いたします。なお諸般の事情により、本会公式掲示板への投稿が大変遅延いたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

【日時】12月13日 (木)午後4時より
【会場】佛教大学8号館4階第5会議室
地下鉄北大路駅、京都駅、四条大宮駅などよりバスあり。「佛教大学前」ないし「千本北大路」にて下車すぐ。

【報告1】舩田 淳一 氏
【題目】久我長通撰『八幡講式』小考
【要旨】石清水八幡に関わる講式として、三段本(流布本)と五段本(久我本)の『八幡講式』が伝来する。五段本は後中院太政大臣久我長通(1280〜1353)の作である。この講式は、石清水八幡での祈願のために作成されたものと思われるが、そこには八幡の本地仏を愛染明王とする特徴的な言説が見られる。通常、八幡の本地は釈迦あるいは弥陀であり、本地愛染の説は真言密教に基づくものである。本報告では、三段本と五段本の先後関係を論じつつ、五段本の作成に久我家と縁の深い醍醐寺の親玄・房玄師弟の影響と南北朝動乱という歴史的背景を想定したい。

【報告2】村田 真一 氏
【題目】「中世日本文化史研究の覚書」についての所感―桜井好朗の方法を中心として―
【要旨】松本郁代「中世日本文化史研究の覚え書き――「歴史叙述」における文化の位相」(『立命館文学』600号、2007年3月)は、端的に言えば、文字の記述による「歴史叙述」の情報内容を文化史という文脈で読み解くことについての提議であり、それを試みるための方法論を述べるものである。そこで論じられる問題点は、大きく二つの種類に分けられる。一つは「文化」「文化史」という文化史研究の側の問題。もう一つは、歴史叙述を文化史研究と交差させるべく要請される桜井好朗の研究方法に関する問題。本報告では、とくに後者の桜井好朗の方法についての意見を述べ、松本論文を批評しつつ、桜井好朗の方法の射程がどのような形で文化史研究へ照射するものであるのかを、報告者の力量の範囲内で可能な限り考えてみたい。

他団体の例会案内から(佛教史學會)

佛 教 史 学 会 例 会 の 御 案 内
                   2007年11月29日

佛教史学会・12月例会を下記の様に開催致しますので、宜しく御参集下さいますようご案内申し上げます。
    記
題 目:「北魏大乗の乱について」
報 告:藤井 政彦 さん(大谷大学博士後期課程)
日 時:2007年12月15日(土) 午後2時〜
場 所:大谷大学 響流館3階 演習室 (来聴無料)
◎佛教史学会では、例会発表希望者を随時募集いたしております。事務局までご連絡下さい。
◎電子メールでの例会案内(無料)を行っています。ご希望の方は下のアドレスへご連絡下さい。(例会専用)  bukkyoushigaku@yahoo.co.jp
◇ご所属の機関等でのご紹介、ご掲示等をお願いします。
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佛教史学会事務局
〒603-8143 京都市北区小山上総町
大谷大学 東舘研究室内 ?075-432-3131(代)
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